F1などのレースで見られる「タイヤを巻いている布」のことを
タイヤウォーマーと言います。
ただ巻いてるだけじゃなくて、暖めているんです。
ピットを出る時や、レース開始のギリギリまで巻いてる布のことは知ってはいたんですが、詳しくは知らない。
今回タイヤウォーマーの生地が知りたくて色々調べて見ました。
・・・
タイヤウォーマーになりたくて
(えっ?)
小難しいことは抜きにしてざっくりとまとめました。
ぜひ参考にして見てください!(そんな人はいるのだろうか)
タイヤウォーマーとは何か
タイヤウォーマーとは
タイヤを温めるためのカバー
一般的には中に電熱線が入っており、それが熱くなってタイヤを温める。
タイヤの適正温度は80~100℃。
F1では温度もレギュレーションで決まっていて,
2019年からはリアタイヤのタイヤウォーマー最高温度が80℃に制限された。
(フロントタイヤは従来の100℃のまま)
なぜタイヤを温めるのか?
タイヤは低温時のグリップ性能が低い。
グリップとは、「物をしっかりと握ること、とらえること」
タイヤが路面を捉えて張り付く力を発揮するために、タイヤを温めておく必要がある。
タイヤウォーマーを色々調べると、バイク用の方がサイトで説明しているのが多い。
こちらのサイトが、タイヤウォーマーの違い、タイヤウォーマーの仕事っぷりがわかるので見てて楽しかった。
(メカ系苦手な女性でもざっくりと、役目はわかると思う)
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“アツい走り”はタイヤから!気になるタイヤウォーマーの温度を比較!! | Webike Buyer’s Collection
タイヤウォーマーとは、文字通りタイヤを暖めるためのカバー。サーキットで、あるいは2輪や4輪のレースで見たことがある方もいるかもしれません。 一般的には中にニクロム線が入っており、それが熱くなってタイヤ ...
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タイヤウォーマーの生地
私が知りたいのはタイヤウォーマーの「生地」
多くの繊維は可燃性。タイヤウォーマーでは難燃素材を使う。
難燃素材のものはホテルなどのカーテンやカーペット、
消防服、防災頭巾などにも使われる。
難燃素材の生地はネットショップで検索すると、合皮レザー、ベロアなどが売られている。
バイクなどの販売しているタイヤウォーマーは表面を難燃ポリエステル生地にしているようです。
しかし、「難燃ポリエステル」で検索しても出てこない・・・
「防炎ポリエステル」だと、ポリエステル生地が見つかります。
防炎ポリエステル生地は舞台などの幕や衣装にも使われます。
難燃・・・合成反応の段階から燃えにくい性質にし、紡糸するもの。
防炎・・・燃えやすい可燃性・易燃性の繊維製品に、難燃剤を付着させる加工を指す場合が多く、主に綿やポリエステルなどを織物にしてから燃えにくくする。
日本化学繊維協会 「難燃・防炎」より抜粋
まとめ
温めるにしても燃えたらダメなわけですから、「難燃、防炎」素材を使うわけです。
車やバイクだけのものではなく、ラジコンも使うようです!
しかし、このF1のタイヤウォーマー2021年に使用禁止になると言われています。
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タイヤウォーマー禁止は”レースに役立つ”と同時に”大きなチャレンジ”に?
F1では2021年よりタイヤウォーマーの使用が禁止される予定だが、これについて各チームは、大きなチャレンジになると感じているようだ。
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タイヤウォーマーを見れるのもあとわずかになるかもしれません。