プラバンに色を付けて焼いた後は、そのままでもよいですが、コーティングをすることで表面を保護し、耐久性を高めます。
仕上げにコーティングをおすすめする理由は
- 日常の使用や摩擦による傷や剥がれからプラバンを守る
- 色やデザインを長期間にわたって鮮明で美しく保つ
- 表面を滑らかにし、触り心地や見た目を向上させる
今回はプラバンのコーティングに使えるものと、実際に私が行うコーティング手順について解説します。
プラバンをニスでコーティング
プラ板の仕上げにニスを使うなら
水性ニス
油性ニス、水溶性ニスは特に油性ペンの成分が溶けて滲んでしまいます。
レジンでコーティングしなくても、水性ニスだけで十分な場合もあります。
ただ、レジンでコーティングするとしても、プラバンの表に油性ペンで線画を描いている場合、
滲み防止のために水性ニスを塗ってから、レジンを使う方が安全です。
塗り方は、ゆっくり塗っているとムラが出来るので、気持ち多めにとって一気に塗る!
しかし力強く塗ると、ポスカなどは着色が削れてしまうので優しく塗りましょう。
また一定方向に塗る、細かくチョンチョンと塗らない。
プラ板の油性ペンでの着色と同じ感覚です。
モタモタしてるとヨレヨレになってしまうので注意。
パジコ「ウルトラバーニッシュ」
水性ニスにも色々ありますが、私はパジコの「ウルトラバーニッシュ」を使っています。
200mlでアクセなどを作る場合ですと大容量ですが愛用してます。
種類についてはコチラの記事でも書いています。
私は2種類のウルトラバーニッシュを使い分けています。
-
PADICO(パジコ)ウルトラバーニッシュの種類・使い方
PADICO(パジコ)の水性ニス「ウルトラバーニッシュ」とは 汚れやキズから作品を守る仕上げ材です。 プラバンで焼いた後、そのままにしておくのは傷がついて色が剥がれたりする ...
続きを見る
プラバンをレジンでコーティング
プラ板アクセやキーホルダーで表面がぷっくりとしているもの。
UVレジンを表面に乗せて作っています。
ただし、プラバン表面に油性ペンで線画など入れている場合は、滲んでしまう場合があるので、
私は先ほど紹介したニスを塗ってからレジンを乗せています。
ぷっくりしたコーティングを行いたいときは、レジン液を使いましょう。
レジンだと容量が多すぎる、薄く塗りたい場合でしたら、ネイルのようにブラシがついているレジンもあります。
プラバンのコーティングにマニキュアのトップコートは使えるのか
私もたまに自分の小さなピアスには使いますが、ネイルのトップコートなので剥がれてしまうこともあるそうです。
ブラシの塗りあとも目立ってしまうので、レジンより塗りにくいです。
また種類によってはレジン同様、プラバン表面の油性ペンの線が滲んでしまうこともあるので、
使う場合は必ずテストしましょう。
凹凸なく仕上げたいときには、やはりレジンの方が仕上がりがキレイだと思います。
スプレーニスは使いづらい
スプレーニスというものもありますが、プラバンの大きさから言っても使いづらいと思います。
プラバンを重ねたり、複雑な形をしているものにはまんべんなく塗れていいのですが、
使うとしても屋外になるので、小さな作品には面倒になってしまうことも。
まとめ
- プラバンのコーティングに使うニスは、水性ニス
- ぷっくり仕上げはレジンがおススメ
- マニキュアのトップコートは剥がれることもある
私のコーティング手順は
アクリルスタンドの場合
パジコウルトラバーニッシュ・マットのみ
キーホルダーやピアスなどのアクセサリー
1,パジコウルトラバーニッシュ・スーパーグロスを塗る(3日ほど放置)
2,レジンでぷっくりとコーティング(2回にわけて)
容量を使う時は「まさるの涙」を使用しています。
使っているペンやレジンによって滲みがでてしまうので、
コーティングを行う際は必ずテストを行いましょう。