野外での雨対策として、
- レインコート
- リュックやカバン
- 靴
- レインカバー
水から守るアイテムを選ぶ際、「防水・撥水・耐水」
という表示がタグにそれぞれ書かれています。
読んで字のごとくと思ってはいるのだが、この3つの違いはなんだろう?
今回自作でアイテムを作ろうと思ったら、生地選びで迷ってしまった。
ということで、雨対策のためにおの3つのワードをわかりやすくまとめました。
ざっくりと「防水・撥水・耐水」とは
まずは簡単にこの3つの違いを。
- 防水・・・水を通さない
- 撥水・・・水を弾く
- 耐水・・・水に強い
生地の素材や加工によって違いが出てくるのですが、
細かく調べると意味合いとしてかぶるような気もしてくる。
しかも雨対策で一番求めるのは「水に強い!」ということですが、
ただ強ければ良いというわけではないようです。
「通気性が悪くなる」
夏場のレインコートだけでなく、キャンプのテントなど・・・
雨に強くても中が蒸れるのはツライ!
「防水・撥水・耐水」の特徴
ここからはそれぞれの特徴やアイテムを合わせて見て行きます。
レインコートというアイテムだとしても「防水」「耐水」と機能が違うこともあるので、表示の確認も気をつけてくださいね。
防水
生地の裏側まで水を通さない、内側に水を通さない仕様のことを
「防水」と呼びます。
- 空気も通さないので内側は蒸れることがある。
- 洗濯や日常の使用で防水効果が落ちることはないが、長期使用で素材が劣化し機能は落ちる。
- レインコート
- 防水スマホケース
撥水
水を表面で球状にして弾くという性質。中には浸透しません。
注意したいのは水を弾くといっても「少量」
大雨だと効果は薄くなります。
- 少量の水を弾く(大雨注意)
- 表面を加工しているので、使用し洗濯することで効果が落ちる。効果を持続させるためには日頃の手入れが必要。
- スノーウェアなどの衣類
- 雨晴兼用の日傘
耐水
耐水とは「水に耐える」その強さを持った生地です。
水が生地の隙間から浸入しないよう、隙間をうめることで水を防ぐようにしたもの。
外からの水は入りにくいが、逆に体内から出る水蒸気も通りにくい。
- テント
- ウェア
「透湿」について
「防水」と「耐水」は水を通さなくて良いけれど、蒸れてしまうのが難点。
「水を防いで、湿気は通す」
そのような加工をした生地を
「透湿防水素材」と言います。
「防水吸汗」「吸汗防水」と書かれている生地も意味は同じです。
人気のレインウェア、ゴアテックスは透湿防水素材です。
まとめ
「防水・撥水・耐水」の違いでシビアになるのはアウトドア関連。
目的によって選び方も変わると思います。
ハンドメイドの生地選びとしては
ランチョンマットや、エコバックなど日常生活で使うものは
「撥水」でも充分かと思います。