PADICO(パジコ)の水性ニス「ウルトラバーニッシュ」とは
汚れやキズから作品を守る仕上げ材です。
プラバンで焼いた後、そのままにしておくのは傷がついて色が剥がれたりするのが怖いので、
水性ニスで必ずコーティングしています。
今回、プラバンの仕上げ材として使うため購入しました。
ウルトラバーニッシュには種類がありますし、相性もあります。
このニスが何に使えるのか、使い方などをまとめましたので、参考にして見てくださいね。
ウルトラバーニッシュとは何か。
水性タイプのニスシリーズ。
スイーツデコ、エコクラフト、デコパージュ、ホビークラフト作品の仕上げに使います。
特徴としては、
- 生活防水(完全防水ではない)
- 筆ムラや筆目、泡が残りにくい。
- 水性で刺激臭がほとんどない。
- 超光沢からつや消しまで、作品に合わせて仕上がりを選べる。
ウルトラバーニッシュには3種類あります。
- スーパーグロス
- クロス&サテン
- マット
この3つのニス使用後の仕上がりは
スーパーグロス | 超光沢 |
グロス&サテン | 中間 |
マット | 素材感そのまま |
選び方としては仕上がりの好みもありますが、
使用するペンや絵具などによって使えるもの。使えないものがあります。
スーパーグロス | グロス&サテン | マット | |
水彩絵具 | × | ○ | × |
油絵具 | ○ | ○ | ○ |
アクリル絵具 | ○ | × | ○ |
色鉛筆 | ○ | △ | ○ |
クレヨン | ○ | ○ | △ |
油性ペン | ○ | × | ○ |
水性ペン | × | ○ | × |
ポスカ | ○ | × | ○ |
防水機能 | △ | △ | △ |
プラバンのコーティングに使用する場合
私がウルトラバーニッシュを主に使用するのは、プラバン制作ですが、
油性ペンとポスカを使用する点から、
- スーパーグロス
- マット
の2種類を使用しています。
ウルトラバーニッシュ・スーパーグロス
私は主にレジンコーティングの前にスーパーグロスを塗ります。
理由はプラバンの表に油性ペンで線画を入れるのですが、
焼いた後でも直接レジンを乗せると滲んでしまうときがあるのです。
上手くニスを塗れれば、レジンコーティングしなくてもよいのですが、
下の写真
唐辛子以外はスーパーグロスのみのコーティングです。
写真上の2つはそんなに目立たないのですが、右下のミルク(なんです)は塗ったあとの筆ムラが目立ってしまっています。
塗るときはササっと塗った方がよいのですが、ニスの量を多めにしても表面が波打つ感じになってしまって塗るのが難しい。
ちなみに、レジンを乗せる場合は筆ムラが出てしまっても、レジンを乗せればムラが目立つことはありません。
(唐辛子はニスを塗ってからレジンをのせました)
ピアスの場合、レジンは重くなるので軽量化させたいときは、スーパーグロスだけでコーティングを終わらせるときもあります。
ウルトラバーニッシュ・マット
私の使用感ですと、スーパーグロスよりマットの方がニスが塗りやすいです。
レジンコーティングをしない場合はマットを塗るようにしています。
透明の部分は塗った形跡が残るのですが、表面的な凹凸は少ないです。
4点のプラバンは全てマットでコーティングしたものです。
これぐらいの距離で見ればそれほど塗ったあとも目立たない感じに。
塗ったあとの表面は、カサカサする感じです。アクリルスタンドのようなツルツル感は出ませんが、
逆に私はこの、すりガラスのようなテイストが好きです。
また、樹脂粘土でアクセサリーを作る際もマットのニスを塗ります。
樹脂粘土の場合は素材感そのままです。
まとめ
匂いは若干するといえばしますが、泡が立つようなことはなく、
ササっと一定方向に塗るのが重要なのかなと。
使うときは牛乳パックを切り取ってパレットにしています。
使い終わった筆は放置せず、すぐに食器用洗剤でもみ洗いをして水で洗います。
ニスを塗ったあとは2~3日放置するようにしていますが、その際はこのようなファイルケースにいれておくと埃がつかないので安心です。